高校総体サッカー準備着々 Jヴィレッジ、開幕まで1カ月

Jヴィレッジに設置された大型ビジョンでは開幕までの日にちが表示されている

 今年から福島県で固定開催される全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子が開幕するまで26日であと1カ月となった。関係機関は盛り上げに向けた取り組みを着々と進めている。

 7月26日から8月3日までJヴィレッジなどで開かれるサッカー男子。選手やスタッフ、保護者ら約5万人の来場が見込まれ、復興を伝えるとともに経済効果も期待される。

 県は魅力発信に向け、Jヴィレッジでスタンプラリーを実施するほか、双葉地方町村会も機運醸成の取り組みを進めている。楢葉町では大会に合わせて旧陸上競技場を人工芝に改修し、「住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ」として整備するなどハード面の準備も進めている。

 7月26日に開会式が行われ、翌27日から1回戦が始まる。決勝は8月3日に行われる予定だ。Jヴィレッジのほか、広野、楢葉、いわきの3市町のサッカー場を使用する。暑さ対策のため、夏でも比較的涼しい浜通りでの固定開催となる大会には、本県の帝京安積と尚志のほか、全国強豪の計52チームが出場する。

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