【欧州選手権】エムバペが同大会初ゴール 黒いフェースガードの〝バットマン〟披露も首位通過逃す

〝バットマン〟姿でプレーしたエムバペ(ロイター)

欧州選手権1次リーグD組最終戦(25日=日本時間26日、ドイツ・ドルトムントほか)、優勝候補のフランスはポーランドに1―1で引き分けて、1勝2分けの勝ち点5の2位で決勝トーナメントに進出した。

この試合で、真っ黒なフェースガードをした〝バットマン〟のFWキリアン・エムバペ(25)が大会初ゴールをマークした。

初戦オーストリア戦で鼻を骨折したエムバペは黒のフェースガードで登場。練習ではトリコロールカラーの装具を付けていたが、規定により単一色ものしか装着できずバットマンをほうふつとさせる〝仮面〟姿で躍動した。後半11分にはFWウスマヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン)が得たPKでキッカーを務め先制点をマークした。

ゴールを決めたエースは自身の顔を見せるためにガードを外し、喜びを爆発。フランスメディア「RMCスポーツ」は「保護マスクなしであるべき形で祝われる。満面の笑みをカメラに見せるために」と報道。また同メディアによると、エムバぺは欧州選手権で初得点。主要大会(欧州選手権とW杯)13得点目でFWジャスト・フォンテーヌに並んで同国2位(1位はミシェル・プラティニ)に浮上したという。

フランスはその後に追いつかれてドローとなり2位通過となった。同組のもう1試合はオーストリアがオランダに3―2で勝利。34年ぶりの白星で同国初の首位突破を果たした。オランダは3位で決勝トーナメントに進んだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社