学校でまた落下事故 文化祭練習中に今度は武道場の天井から重さ3.5キロの石膏ボード

学校現場で、天井や外壁の一部が落下する事故が続いている福岡県北九州市。25日午後、八幡西区の中学校で武道場2階から天井の一部が落下しました。

当時、武道場には文化祭の練習のため110人の生徒がいましたが、幸いけが人はいませんでした。

110人の生徒が合唱の練習中に

北九州市教育委員会によりますと、25日午後3時半ごろ八幡西区の香月中学校で武道場2階通路の天井の一部が落下しました。

落下したのは、幅が約60センチ×90センチ四方、厚さが約9ミリある重さ3.5キロの石膏ボードで、砕けた一部が1階まで落下しました。

落下当時、武道場の1階には1年生110人と教員5人が文化祭を前に合唱の練習中で1階にいましたが、落下場所から離れていたためけが人などはいませんでした。

北九州教育委員会は、25日のうちに専門業者による天井部分の点検を実施し、補修方法を検討しているということです。

昨年度は少なくとも16件発生

北九州市では、学校現場で天井や外壁の一部が落下する事故が相次いでいて、昨年度は、少なくとも16件起きています。

また、今年4月にも門司区の小学校で渡り廊下の天井の一部(重さ約1.4キロ)が落下しました。

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