西武の希望の光・武内夏暉、無傷のデビュー5連勝なるか 日本ハムの21歳右腕・福島蓮と“負け知らず”対決

ⒸSPAIA

約1カ月ぶりの一軍復帰戦

パ・リーグ最下位に沈む西武に、頼れる男が帰ってくる。26日、県営大宮での日本ハム戦の予告先発として公示された武内夏暉だ。

八幡南高から国学院大を経て、昨秋のドラフトでは3球団が1位で競合。西武が引き当てたゴールデンルーキーは、ここまで7試合の登板で4勝負けなし、防御率1.27という圧巻の成績を残している。

6月4日に『NPB感染症特例』で登録抹消となり、一軍登板は5月30日・中日戦以来で約1カ月ぶりとなるが、直近では6月19日にファーム楽天戦でマウンドに登り、4回4安打無失点の好内容。一軍復帰に弾みをつけている。

西武のルーキーで開幕から4連勝以上を成し遂げたのは、2021年の十亀剣(7連勝)以来で史上4人目。ただし、過去の3人はいずれもリリーフでの白星も含めた連勝記録であり、“オール先発”での4連勝は球団史上初の快挙だという。

まずは26日のマウンドで、その記録を「5」に伸ばすことができるか。黄金左腕の復帰戦に注目が集まる。

今季デビューの21歳、ここまで6戦負けなし

対する日本ハムは高卒3年目の福島蓮が今季7度目のマウンドに向かう。

2021年の育成ドラフト1位で入団し、今季開幕前に支配下登録を勝ち取った身長190センチの大型右腕。ここまで6度の登板で勝利こそ1つだが、防御率3.19で負けなしという奮闘を見せている。

6月2日のDeNA戦で嬉しいプロ初勝利を掴んだが、前回登板の6月13日・中日戦は4回・75球、3失点で降板。プロ入り後最短での降板という悔しさを味わっている。前回の反省を活かし、武内との“負け知らず”対決を制して今季2勝目を挙げることができるだろうか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

阪神・大竹耕太郎-中日・涌井秀章(甲子園)
広島・九里亜蓮-ヤクルト・小川泰弘(マツダスタジアム)
ロッテ・中森俊介-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)
オリックス・東晃平-ソフトバンク・大関友久(京セラD大阪)



© 株式会社グラッドキューブ