知人6人に「休業手当」 うその申告 “雇調金”不正受給で3度目の逮捕 会社名義の口座に合計1億円超の振込 愛知・瀬戸市

新型コロナウイルスの影響をうけた企業などに給付される「雇用調整助成金」約311万円をうその申請でだまし取ったとして、愛知県瀬戸市の会社社長の男ら2人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは瀬戸市に本社を置くインターネット販売業「ジーラック」の社長中嶋恒彦容疑者(40)と父親で契約社員の中嶋正久容疑者(71)です。

警察の調べによりますと、2人は2020年12月、実際には雇用している事実のない知人ら6人に「休業手当」を支払ったといううその申請をしたほか、従業員13人に「教育訓練」をしたと虚偽の申請をし、合計約311万円の雇用調整助成金をだまし取った疑いがもたれています。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

社長の恒彦容疑者は「雇用調整助成金」をだまし取ったとして、これまでに2度逮捕されていて、今回で3回目の逮捕です。

会社名義の口座には、2020年11月からの約1年間で、愛知労働局から合計約1億1250万円ほどが振り込まれているということで、警察は、2人が同様の犯行を繰り返していたとみて、調べています。

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