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北海道旭川市で凍死した女子中学生へのいじめに関する調査報告書とみられる文書がインターネット上に流出した問題で、旭川市教育委員会は、26日にもサイトの運営者に削除要請をする方針です。
凍死した廣瀬爽彩さんがいじめを受けていた問題の最終報告書は、遺族の意向もあり、個人情報などを“黒塗り”にしたものが公表されました。
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今回、報告書とみられる文書の流出が確認されたのは、ネットで「いじめ撲滅」をうたうサイトで、関係者によりますと第三者委が公表に向け、一部の文言を修正する前の段階のものとみられていて、非公表部分が「黒塗り」されていない状態です。
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旭川市教委は「特定の個人のプライバシーに触れる部分もあり、保護する必要がある」として、早ければ26日中にサイトの運営者に削除を要請することを決めました。
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HBCの取材に対し、サイトの運営者は「週刊誌報道などでいわれなき中傷を受けた人たちを救済したいという思いで掲載した。削除要請があれば対話の上で検討する」と話しています。
廣瀬爽彩さんのいじめ問題では、2022年9月、最終報告書で、同じ中学校の先輩ら7人の生徒による「性的な動画の撮影と送信の強要」など、いじめがあったことを認め、凍死は自殺と認定。
しかし、いじめと自殺の明確な因果関係を認めなかったため、遺族側が不服としたことなどを受け、旭川市の今津寛介市長は、直属の委員会を設置。
教育評論家の尾木直樹氏ら5人のメンバーが再調査をすすめています。
■第三者委員会が認定した、いじめ6項目
1.性的な話題をくり返す、体を触る
2.深夜や未明の公園などへの呼び出し
3.飲食代をおごらせる
4.性的な画像の送信の強要
5.性的な行為の強要
6.性的なからかい
※関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人