「また最終コーナー」百戦錬磨のレーサーもなす術なし “魔のコーナー”でクラッシュ続出…悪夢の瞬間 ドライバーは検査も「異常なし」発表で安堵

【スーパーフォーミュラ】第3戦(決勝・6月23日/スポーツランドSUGO)

雨と霧により前車が全く見えないほど難しいコンディションとなった国内トップフォーミュラのレース。最終コーナーでは、ドライバーが相次いでクラッシュし、最終的には15周目に提示された赤旗をもってレースが終了する大荒れの展開となった。

【映像】“魔のコーナー”でクラッシュの瞬間

決勝レースは、雨と霧のためセーフティカー(SC)先導で開始された。SCは、路面状況を確認しながら徐々にペースを上げていくと、5周目にピットインし、6周目にはレースが再開された。しかし、その直後、大嶋和也(docomo business ROOKIE)が、最終コーナーで完全にリアを失いクラッシュ。そこから、またマシン回収やサーキットの状況確認のため、しばらくSCランとなり、13周目にリスタートとなった。

リスタートすると各所ではバトルが見られ、このままレースは続行するかと思われたが、14周目にまたもや最終コーナーで阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がクラッシュ。そこから赤旗が提示され、レースは20分以上中断した後、そのまま終了となった。

大嶋は自力でマシンを降りたものの、阪口はしばらくマシンの中にいたため心配されたが、レース後の24日夜に、本人のSNSで「ご心配をおかけしました。体は大丈夫です。今日検査をして異常なしでした。非常に厳しいコンディションでクラッシュし、車を壊してしまいチームの皆さんに申し訳ないです。また最後まで応援してくれた皆さんにも申し訳ないです。また良いレースをお見せ出来るよう努めていきます」と報告があった。

解説でレーシングドライバーの中山雄一氏が、大嶋のアクシデント直後に「また最終コーナーですね…」と言及した通り、決勝直前には山本尚貴も同様の箇所でクラッシュしており、3台が最終コーナーでアクシデントに見舞われるかたちとなった。

視聴者はコメント欄で、この連続クラッシュを見て「魔のスポットすぎる」「一台ずつ餌食になってる…」「身体大丈夫かな」とざわついていた。

(ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)

© ABEMA