秋田・大館市の「鳥潟会館庭園」が国の名勝に指定へ 文化審議会が文部科学大臣に答申

秋田朝日放送

文化審議会は秋田県大館市の鳥潟(とりがた)会館庭園を新たに国の名勝に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

大館市の鳥潟会館は江戸時代、旧花岡村の役人を務めた鳥潟氏の旧宅で17代当主で当時の京都帝国大学の教授だった鳥潟隆三が1935年から5年かけて庭などを造りました。庭は京都から職人を招いて造られ京風庭園となっています。文化審議会は鳥潟会館庭園が優れた景観で学術的に価値が高いとして新たに名勝に指定するよう文部科学大臣に答申しました。正式に指定されれば県内にある国の名勝はこれで7件です。

また、答申では1934年に天然記念物に指定されたにかほ市の「象潟」も追加指定を求めています。

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