怪獣絵師・開田裕治が超巨大竜巻を描く!『ツイスターズ』コラボビジュアル公開

『ツイスターズ』コラボビジュアル - (c) 2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.

26日、『ジュラシック・ワールド』の製作陣が手掛ける新作映画『ツイスターズ』(8月1日全国公開)に登場する巨大竜巻を、「ゴジラ」「ウルトラマン」など特撮作品のポスター原画やビジュアルアートで知られ、“怪獣絵師”の異名を持つ怪獣アートの巨匠・開田裕治が描いたコラボビジュアルが公開された。

『ツイスターズ』は、群れをなして異常発生した史上最大級の超巨大竜巻に人類が立ち向かうアクションアドベンチャー大作。トラウマを抱えた気象学の天才ケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)、命知らずな竜巻チェイサーのタイラー(グレン・パウエル)、ケイトの友人で竜巻リサーチ会社のCEOハビ(アンソニー・ラモス)ら寄せ集めチームが、無謀ともいえる“竜巻破壊計画”をもとに、命がけの戦いに挑む。

ビジュアルを手掛けた開田は「本作を拝見して、日常の中に突然舞い降り圧倒的な力で全てのものを破壊する巨大竜巻こそが、現実に存在する怪獣そのものだと思いました。イラストでは巨大竜巻のスケール感と、全てを飲み込み暴走し荒れ狂う凶悪なパワーを描いています」とまさに怪獣級の脅威といえる竜巻、“ツイスターズ”のモンスターぶりを解説。

イラストには、地上も空も征服する“巨竜”ともいえる竜巻に飲み込まれたケイト、タイラー、ハビたちが「巨竜よ、人類を悔るな!」と宣戦布告する姿もおさめられており、開田は「荒れ狂う竜巻に翻弄されるばかりではなく、知力を武器に勇敢に立向かう人間の雄々しさと同時に、竜巻に飲まれる事も愉しんでしまうしたたかさも意識して描きました」と語っている。

彼らの計画の要となるのが、ビジュアルの中でハビがスイッチに手をかけている竜巻破壊装置ドロシー。この装置は、童話「オズの魔法使い」で竜巻に飛ばされて不思議なオズの国に行きつく少女ドロシーにちなんで名付けられたもので、1996年公開の映画『ツイスター』にも登場し、竜巻を追跡する必需品として大活躍した。『ツイスター』のDNAを受け継いだオリジナルストーリーとなる本作ではドロシーVとして登場する。

そんな本作の魅力を散りばめつつ、ダイナミックなビジュアルを仕上げた開田は「竜巻を離れた場所から見ているのでは無く、荒れ狂う竜巻に飲み込まれてしまった視点から描いてみました。怪獣やロボットのイラストではあり得ない情景の絵になったと思います」と本作ならではの臨場感溢れる構図について解説。竜巻に飛び込むキャラクターを描き、モンスター映画とは違った視点でもスリルと迫力を味わえる本作の迫力が描かれている。

そんな本作のメガホンを取ったのは、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督。『ジュラシック・ワールド』の製作陣が、実際の観測データに基づいて、リアルかつド迫力の巨大竜巻を生み出した。(編集部・入倉功一)

© 株式会社シネマトゥデイ