「鉄板ナポリタン」が自慢の食堂「たぁぶる」 のんびりな大将とパワフル女将の不思議な関係

愛知県碧南市にある「たぁぶる」は、ボリューム満点なランチが楽しめると地元の方々に愛されている食堂。ランチタイムには駐車場も店内もいっぱいになる人気店です。

今回は「たぁぶる」の人気の理由を探るべく密着取材。そこには、のんびりすぎる大将にパワフルすぎる女将さんのちょっと不思議な関係と確かな絆がありました。

鉄板ナポリタンにはハンバーグON!

ボリューム満点のランチが自慢の「たぁぶる」。中でもひときわ人気が高いのが大きなハンバーグがゴロンとのった「鉄板ナポリタン」です。

名古屋ではおなじみのスタイルで提供される鉄板ナポリタンの上には、手作りハンバーグを丸ごと1個トッピング。デミグラスソースと一体となったスパゲティの優しい味わいは、お客さんにも大好評です。

これだけでも十分なボリュームな鉄板ナポリタンですが、「たぁぶる」ではごはん、みそ汁、日替わりのおかず、サラダ、漬物もついた定食スタイルで提供。これで1000円はお値打ちすぎる価格設定です。

ほかにも「しょうが焼き」や「レバニラ炒め」、タルタルソースのかかった「からあげ白」など、どれもボリューム満点な定食をお値打ち価格で提供。手作り感あふれる料理の数々に、お客さんたちもにっこり笑顔となっています。

料理担当は店主の茂世子さん、大将はいったいどこに?

「たぁぶる」のおいしい料理の数々を一手に担っているのは、店主の神谷茂世子さん。ホールを担当するパートの川久保さんと2人で力を合わせ、フル回転で料理を提供しています。

そこにひょっこりと姿を現したのが大将の神谷辰雄さん。次々と注文が入る厨房を手伝うかと思ったら、手伝いをすることなく客席で新聞を広げ始めてしまいました。

大忙しの厨房を背に、お客さんとおしゃべりをしながらのんびり過ごす大将。悪びれる様子は一切ありません。

忙しくても手伝おうとしない辰雄さんに茂世子さんも、さぞやカンカン? と思いきや、一切気にする様子はなし。「私とはスピードが違うかな」とそもそも戦力としてカウントしていないようです。

不思議な関係でも確かな絆がそこにある

神谷夫妻が「たぁぶる」をオープンしたのはおよそ28年前。当初は夫婦2人で店を切り盛りしていたそうですが、16年前に超優秀なパートの川久保さんが入ったことをきっかけに辰雄さんはのんびりスタイルにシフトチェンジしたとのことです。

地元の人たちに愛され続ける「たぁぶる」は昼も夜も大忙し。1日の営業が終わると茂世子さんは疲れ果ててぐったりです。そんな茂世子さんの癒やしとなっているのが、辰雄さんが入れる1杯のお茶。おいしいお茶を飲んで茂世子さんがにっこりと笑顔を見せるのも、「たぁぶる」では日常の光景です。

パワフルに働き続ける茂世子さんとほとんど何も手伝わない辰雄さん。一見すると不思議な関係ですが、長年間近で接してきた川久保さんによると「絆がある夫婦だと思う」とのこと。しっかりと絆でつながっている神谷夫妻の姿が「たぁぶる」にはありました。

© テレビ愛知株式会社