松本サリン事件から27日で30年、現場に初めての献花台【長野・松本市】

献花台

8人が死亡した松本サリン事件から27日で30年です。現場近くに初めて献花台が設けられ、地元の人などが花を手向けています。

1994年に起きた松本サリン事件は、松本市北深志の住宅街で猛毒のサリンがまかれ、8人が死亡、重軽症者は600人以上に上りました。27日に事件から30年を迎えるのを前に、現場近くの公園に献花台が設置されました。住人1人が犠牲になった会社の寮の跡地です。

■献花に来た人
「いくら献花しても失った命は戻ってこないけど、少しでも慰めになればと思って来た」

献花台の設置には現場近くの2つの町会がかかわり、初めての試みです。

■田町町会・吉見隆男町会長
「(地面に直接)献花した人がいた。今までやってはこなかったけど町会として献花台を設置したらどうかと提案があった」

献花台は28日午後6時まで設置されています。

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