大谷翔平24号&決勝打で69年ぶり偉業 打点60到達で三冠射程「特別なことはしていない」 ド軍4-3勝利

敵地ホワイトソックス戦で24号先頭打者弾を放ったドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地ホワイトソックス戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地ホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発。初回に今季24号先頭打者弾を放つと、4回にも決勝タイムリーを放った。4打数2安打2打点で、チームは4-3で勝利。大谷は打点60に到達。打率、本塁打でリーグトップ、打点も首位のオズナらまで4と迫っており、主要三冠が見えるところまできた。

初回先頭で迎えた第1打席。先発右腕フレクセンの変化球をとらえ、右翼席へ。24号先頭打者弾で、9試合連続打点もマークした。ドジャース公式誌「ドジャー・インサイダー」のXによると、シーズン9試合連続の打点は1955年のロイ・キャンパネラ以来、球団では69年ぶりの偉業。ロサンゼルス移転後としては初の記録になった。

打った瞬間、顔をしかめて打球の行方を見届けながら一塁へ走った大谷。その間バットは持ったままだった。柵越えを確認すると、一塁ベースを踏んでいたにもかかわらず一塁へ戻り、再度踏みなおしてダイヤモンドを一周した。

MLB公式Xでも、「ショウヘイは本塁打になると思わなかったのか」と泣き笑い絵文字を付けてイジられる珍光景。米ファンからも「表情よ」「(笑)」と反響が寄せられ、日本のファンからも「一塁ベースを踏み忘れた?」「おもろい」「一塁までバット持ってるし一塁踏みそこねてるし、どしたん」「打球見すぎて 一塁踏み忘れちゃった」と笑いが漏れていた。

さらに3-3で迎えた4回2死一、三塁の打席では、決勝の右前適時打。4-3で勝ったチームに大きく貢献した。打率.320、24本塁打はリーグトップ。打点も60で首位のオズナらに4まで迫っている。

9戦7発と好調。6月のホームラン数は10本に乗った。大谷は試合後のインタビューで「打つ球をしっかり打てている。ボール球をしっかり見送れているのが一番いい」と自己評価。「特別なことはしていないが、自分のアットバットを繰り得すことで、チームにもいい結果が生まれると思う」とコメントした。

THE ANSWER編集部

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