中国軍無人偵察機 奄美大島沖に飛来 今月2回目 防衛省「中国による軍事活動活発化」 鹿児島

防衛省は25日夜、中国軍の偵察型無人機1機が奄美大島北西沖を飛行したのを確認したと発表しました。奄美沖の飛行は、今月4日以来、2回目です。

防衛省によりますと、奄美大島沖を飛行していたのは、中国軍の偵察型無人機「WZ-7」1機です。

無人機は25日午後、大陸方面から飛来し、東シナ海で旋回したあと南へ進み、奄美大島北西沖の海上まで飛行したあと、反転して同じルートを戻り、大陸方面へ向かったということです。

防衛省は、福岡にある航空自衛隊・西部航空方面隊などの戦闘機をスクランブル=緊急発進させました。領空への侵入はありませんでした。

奄美大島沖での中国軍無人機の飛行が公表されたのは、今月4日以来、2回目ですが、北西沖を飛行したのは初めてです。

防衛省は「中国による日本周辺の軍事活動はますます拡大・活発化していて、今回もその一環とみられる」として、警戒・監視を続けています。



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