昨年度の山梨県のドクターヘリの平均の搬送時間が、運航開始以来、初めて1時間を切ったことがわかりました。
県ドクターヘリ運航調整委員会によりますと昨年度、県内であったドクターヘリの出動要請は551件で、このうち実際に出動したのは431件でした。
前の年度と比べ要請は91件、出動は68件減少しました。
また消防などが覚知しドクターヘリで患者を病院に運ぶまでにかかった時間は平均59分44秒で、2012年に運航が始まってから初めて1時間を切りました。
ドクターヘリを運航する県立中央病院は、おととし救急隊などに向けドクターヘリの要請が必要な症状などをまとめたマニュアルを作成していて、現場での判断が迅速になったことが要因の一つとみています。