「やばい!と声掛け合って…」詐欺被害をチームプレーで未然防止に感謝状~警視庁

今月26日、オレオレ詐欺被害を未然に防いだとして、女性郵便局員3人に警視庁・池上署は感謝状を贈りました。

3人は先月、東京・大田区の郵便局を訪れた70代後半の女性が「息子の会社に振り込むため、300万円を引き出したい。ATMの操作がわからない」と相談に来たため、「窓口でもおろせますよ」と提案。

しかし、女性は「怪しまれるから窓口でおろしちゃだめと言われている」と答えたため、すぐに詐欺だと気がついたといいます。

女性局員「やばい!と、ほかの2人と声を掛け合って対応しました」

3人は見事なチームプレーで、焦る女性を落ち着かせ説得し、警視庁に通報。「だまされたふり作戦」の末、23歳の男が逮捕されました。

3人が特殊詐欺の現場に遭遇するのは、このときが初めてのこと。3人は今月も90代の女性が同様の被害に遭いそうな場面で協力し、未然に防ぐことができたそうです。

警視庁・池上署では今年、管内で発生した特殊詐欺の件数は、去年の同時期の3倍以上となっていて、田口寿一署長は「ATMで通話をしながら操作をしている人がいたら、声掛けをしてほしい。また、電話でお金の話が出たら、家族や警察に相談してください」としています。

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