J3相模原、シュタルフ悠紀新監督就任を発表「アクセル全開で最大限の熱量を注ぎ込みながらのぞむ所存です」

SC相模原は26日、19日付けで解任した戸田和幸前監督の後任として、シュタルフ悠紀氏が就任することを発表した。

ドイツ・ボーフム出身の同氏は1984年8月4日生まれの現在39歳。日本やドイツを始めとする11カ国でプレーしたプロキャリアを引退した後、指導者キャリアを始めると、JクラブとしてはY.S.C.C横浜とAC長野パルセイロを指揮。昨年11月からはU-20タイ代表兼U-20ブリーラム・ユナイテッドの監督を務めていたものの、今月に契約を解除していた。

新監督就任が発表されたシュタルフ悠紀氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「SC相模原に関わる全ての方々、いつもお世話になっております。日本フットボール界の皆様、こんにちは。このたび、SC相模原の一員になることが決まりました。タイから突然帰国することになったばかりの私に、このタイミングで新しい《ご縁》を与えてくださったクラブ関係者の皆様に、心より感謝申し上げます」

「今年は、これまで5年間お世話になったJ3をはじめ、刷新されたルヴァンカップなど、日本のフットボールをタイから久しぶりに一ファンとして楽しませていただいておりました。次節で早くも折り返し地点を迎える今季のJ3には、大宮や金沢といった強豪クラブも加わり、これまで以上にタフで拮抗した戦いが繰り広げられていると感じています。中には、このタイミングでの監督交代や人選に不安を抱いている方がいらっしゃるかもしれません。これについては、尊敬するユルゲン・クロップ監督の言葉を借りたいと思います。『入ってきた時に人々がなんと思うかは重要ではない。去る時になんと思われるかの方がよほど重要だ』。ご縁をいただいた以上、心機一転し、前任者たちがこれまで積み上げてきたものを活かしてクラブが掲げるエナジーフットボールにさらに磨きをかける。ライバルたちと火花を散らし、ホームタウンをより一層盛り上げていく着火剤となる。その覚悟の上に、アクセル全開で最大限の熱量を注ぎ込みながらのぞむ所存です。選手、スタッフ、サガミスタの皆様、パートナー企業の皆様、宿願を達成するためには皆様の力が何としても必要です。一丸となって共に闘いましょう!」

SC相模原は、明治安田J3リーグ第18節終了時点で昇格プレーオフ圏内の5位につけている他、自動昇格圏内の2位アスルクラロ沼津との勝ち点差も『3』と、2021シーズン以来のJ2リーグ復帰に可能性を残したまま、後半戦に臨んでいくことになる。

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