園児防火服に身を包む 消防署に一日入署 放水や煙の怖さを体験/岡山・美作市

湯郷こども園=岡山県美作市=の年長児42人が25日、美作市消防本部=楢原下=に一日入署し、放水体験などを行って防火の大切さを学んだ。

入署式に続いて、防火服に身を包んだ子どもたちは早速、放水に挑戦。署員に支えられながらホースを持ち、約10メートル先の炎に見立てた的に向かって勢いよく水を飛ばした。

煙体験室では訓練用の煙が立ち込める中を避難。煙を吸わないようハンカチで口と鼻を覆い、姿勢を低くして手を壁に当てながら進み、火災の恐ろしさを体感した。

子どもたちは「放水が難しかったけど、楽しかった」「煙の怖さが分かったので気を付けたい」と話していた。

市消防本部は消防の仕事を体験し、幼少期から防火意識を持ってもらおうと、毎年この時期に管内の年長児を対象に実施。7月3日まで7園のおよそ130人が参加する。

煙体験を前に、消防署員の説明を聞く園児

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