トヨタ自動車系部品メーカー、東北初の生産拠点が完成 新たな雇用で地域活性化に取り組む 秋田・横手市

秋田県横手市にトヨタ自動車の部品の製造を手がける愛知県の会社の工場が完成した。9月から稼働する予定。

横手市柳田の第二工業団地に工場を建てたのは、愛知県に本社を置く「東海理化トウホク」。主にトヨタ自動車の部品を製造する会社で、愛知県以外に初めて工場を設けた。

竣工式で福田一成社長は「ものづくりを通じて東北のビジネス拡大や復興など地域に貢献していく」と述べた。

工場は鉄骨一部2階建て、延べ床面積は8093平方メートルで、建設費は約36億円。9月30日に稼働する。

製造されるのは車のミラーやシフトレバーなどで、まずはエンジンスイッチの部品を生産し、10月から宮城県にあるトヨタ自動車東日本に納品する予定。

東海理化トウホク・高橋竜さん(横手市出身):
「モットーである地域に根差し愛される企業とするため、自分たちが会社を盛り上げ、そして自分が育った横手の活性化にもつながるように取り組んでいきたい」

東海理化トウホクは、2027年までに県内で120人を採用する計画で、このうち今回は38人を雇用する。売上高は27~33億円を目標としている。

(※高橋竜さんの「高」は「はしご高」)

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