6.26「露天風呂の日」で催し 湯原温泉 観光客ら内湯巡り楽しむ

砂湯に温泉郷内10カ所の湯を注ぐ巫女や地元関係者ら

 「6.26(ろてんぶろ)」の語呂合わせにちなんだ「露天風呂の日」の26日、真庭市の湯原温泉街で湯の恵みに感謝する神事やマルシェなどのイベントがあり、岡山県内外の観光客が催しと各施設自慢の内湯巡りを楽しんだ。

 午前6時26分、江戸時代初期に温泉を開いた先祖をまつる「温泉之祖神」を、イベントの実行委員長を務める高橋忠孝湯原町旅館協同組合代表理事ら5人が参拝。観光関係者らで露天風呂・砂湯を掃除した後、巫女(みこ)らが温泉郷内10カ所の源泉から集めた湯と、酒、ショウブを浴槽に入れて清めた。

 今年は8年ぶりに郷内11旅館・入浴施設の内湯を無料開放。地元園児の踊りや音楽ライブ、パンや焼き菓子のマルシェも開かれ、観光客でにぎわった。

 夫婦で訪れた女性(62)=岡山市中区=は「温泉が好きで、この日に合わせてずっと来てみたかった。今日はいろいろな内湯を巡りたい」と話した。

砂湯にショウブを投げ入れる巫女たち

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