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デ・パウルがチリDFスアソの右脛付近を踏み付けもお咎めなし
アルゼンチン代表は現地時間6月25日に行われた南米選手権(コパ・アメリカ)のグループリーグA組第2戦でチリと対戦し、1-0で勝利した。そのなかで、アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルが前半26分、相手選手の脛付近を足裏で踏み付けるも、ノーカード判定でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も介入しなかったと海外メディアが取り上げている。
前半を0-0で折り返したなか、試合はチリが後半31分に右サイドからのクロスのこぼれ球にMFロドリゴ・エチェベリアが詰めて決定機を迎えた。しかし、この右足シュートをアルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネスがファインセーブして失点を免れた。
アルゼンチンは直後にFWアンヘル・ディ・マリアがサイドからのドリブル突破で倒されるが、主審はノーファウルの判定。接触地点がペナルティーエリア外のためVARも介入できないプレーだった。
そして決着がついたのは後半43分、FWリオネル・メッシが蹴り込んだコーナーキックのこぼれ球をファーサイドにいたFWラウタロ・マルティネスが蹴り込んだ。ラウタロの2試合連続ゴールでアルゼンチンが1-0で勝利し、2連勝を飾った。
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そのなかで、海外メディアが着目しているのが前半26分のシーンだ。アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルがこぼれてきたボールに対して突進。右側からチリ代表DFガブリエル・スアソがやや遅れてスライディングタックルで滑り込んできたが、ブロックしたあとのスアソの右脛付近にデ・パウルの右足裏が入り、スアソはピッチに倒れ込んだまま、苦悶の表情を浮かべた。このプレーに対してはカードも出されなかった。
コロンビアのラジオ局「La FM」は、「ロドリゴ・デ・パウルはチリの選手の足を踏み付けたが、VARには見られなかった」とこのシーンを取り上げている。
「前半はお互いにノーゴールで終わったが、あるプレーが物議を醸した。前半26分、ロドリゴ・デ・パウルがレッドカードに値するタックルをしたのだ。ボールの奪い合いで、ロドリゴ・デ・パウルは足裏でチリ代表選手(ソアソ)のすねを踏みつけたのだ。明らかなファウルにもかかわらず、ウルグアイのアンドレス・マトンテ主審は笛を吹かず、VARも介入しなかった。主審とVARの判断は、チリの選手とファンの双方から批判を巻き起こした。リプレイでは、デ・パウルが足で踏んでいるのがはっきりと映っており、これが論争をさらに煽った。VARが介入しなかったことは、大会の完全性を損ない、審判の公平性に疑問を投げかけるものだと多くの人が主張した」
また、チリメディア「Emol.com」もデ・パウルに関して「制裁を受けずにピッチに残った」と伝えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)