NHK党・立花党首が都知事選ポスタージャックの理由説明も…《壊しているのは選挙制度》とSNSでボロクソ

何がやりたいのか?(C)日刊ゲンダイ

《まるで理由になっていない》《話題になればいい。注目されればいいという身勝手》

SNS上は批判の声で溢れている。7月7日投開票の東京都知事選を巡り、都内各地に設置された選挙ポスター掲示板が候補者と何ら関係のない女性らの写真や動物などの写真で埋め尽くされるなど、一部が“ジャック”されている問題。

警視庁は、風俗店の広告宣伝規制する風営法に抵触するとして、掲示板のスペースを提供した政治団体「NHKから国民を守る党(N国党)」の立花孝志党首(56)に警告を出す展開となったが、その立花党首が26日、X(旧ツイッター)を更新し、“ジャック”に至った経緯について説明した。

立花氏は《なぜ、ポスタージャックしたのか?》と触れつつ、その理由について《NHKの政見放送で19名の立候補が、次々出演して、#NHKをぶっ壊す!#NHKに受信料支払う人は馬鹿!って拡散したかった!》とし、さらに《ポスター掲示板は政見放送についてくるオマケみたいなものだから、販売しただけ!》などと投稿した。

■NHK受信料に疑問を感じている国民は少なくないのに……

これに対し、ネット上には辛辣な意見が並んだ。

《ポスターはオマケ?そんな遊び感覚?近くの掲示板メチャクチャになっているよ。首都の知事選だよ!》

《あなたが壊しているのはNHKじゃなくて、選挙制度、政治そのものではないのか》

《なぜ正面から正々堂々と訴えないのか。なぜ、反則まがいのことで注目を集めようとするのか。本当は何がやりたいのか?》

今のNHK受信料に疑問を感じている国民は少なくなく、N国党も本来はそうした声を拾うべく登場してきたはず。トリッキーな手法ではなく、地道に真面目に政治活動する方が世論の支持も集まるのではないか。

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