米田悦啓、国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構理事長に就任

ストラスブール(フランス), 2024年6月26日 /PRNewswire/ -- 国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム推進機構(HFSPO)は、世界的に評価の高い日本人細胞生物学者、米田悦啓氏が同機構の理事長に就任すると発表しました。

Yoshihiro Yoneda Appointed President of HFSPO

HFSPO事務局長を務めるパヴェル・カバト教授は、「米田氏を理事長としてお迎えできることを大変嬉しく思います。同氏は細胞生物学の草分けであり、科学界を代表する研究者であり、主要な研究機関に多大な良い影響を与えてきました」と語りました。

米田氏は、2018年から2024年まで務めた長田重一理事長の後任として、HFSPO設立以来35年の間で7人目の会長となります。

パヴェル・カバト教授は、「長年にわたる長田理事長のHFSPOへの貢献と献身的に対し、深い感謝の意を表したいと思います。同氏の知恵と知見はかけがえのないものでした。」

1987年にG7によって設立されたHFSPOは、研究助成金や奨学金を通じて、生化学における先駆的かつ学際的な研究を支援しており、加盟国16ヶ国に加えて欧州委員会も出資しています。HFSPの研究提案は専門家同士の相互評価によって評価が行われ、最も大胆で画期的な研究(すべて国際的な協力が必要)のみが支援を受けます。HFSPはこれまでに、世界各国8,500人名以上の科学者を含む4,500以上の賞を授与してきました。プログラム発足当初から、29名のHFSP受賞者がノーベル賞を受賞しています

日本政府、文部科学省(MEXT)、経済産業省(METI)からの推薦を受けた米田氏は、今年6月にワシントンD.C.で開催されたHFSPO理事会で満場一致で承認されました。

同氏は、大阪大学名誉教授、一般財団法人阪大微生物病研究会(BIKEN)理事長を歴任しています。また、2015年から2022年までは国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所を率いたほか、「栄養と身体活動に関するWHO協力センター」の所長も務めました。

米田氏には、HFSPOと長年培った絆があります。1998年と2001年の2回にわたってHFSP研究助成金を獲得しており、これが核・細胞質間輸送の分子機序に関する重要な発見につながりました。

米田氏は、「このような大きな影響力を持つ世界的な組織で非常に重要な役割を任せていただくことを光栄に思います。HFSPOは、科学的知見の飛躍的な進歩を目指す世界でも数少ない組織です。このような研究を通して、私どもは人類のために偉業を成し遂げるチャンスがあるのです」とコメントしました。

D. Rachael Bishop, HFSPO Science Writer and Editor, rbishop@hfsp.org, +33 (0)7 81 87 62 21

国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム本部の所在地は、
12 Quai Saint-Jean, 67000, Strasbourg, Franceです。
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(日本語リリース:クライアント提供)
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