57歳男性が28回目の大学受験、またもや不合格で「気分は最悪だ」―中国

四川省で57歳の男性が28回目の大学受験をしましたが、不合格でした。

中国南西部の四川省の2024年大学入試の成績照会が23日の午後10時に公開されました。ネットユーザーの注目を集めていた成都の「大学受験生」梁実さんも、28回目の大学入試の成績を調べ、結果は合計446点で、今年の四川省文科学部第2陣の合格ライン457点を11点下回ったことが明らかになり、「気分は最悪だ」と語りました。

メディアのこれまでの報道によると、梁実さんは四川大学を目指しており、自身の点数については、470点は取れるだろうともくろんでいました。点数を見た梁実さんは渋い顔で、大きなため息をつきました。特に文系総合の地理で37点しか取れなかったことを知り、怒りで太ももをたたきました。来年もう一度受験するかどうかについては、もう少し考えたいと話した梁実さんは、来年再挑戦するなら、戦略を変えて、もっと多くの問題に当たらないといけないと言っています。

報道によると、57歳の梁実さんは四川省仁寿県で生まれ、1983年に初めて受験した大学入試に失敗しました。それ以来、気を入れて大学受験と「向き合い」ましたが、連敗を重ねました。彼はかつて、地元の技術学校に合格しましたが、しばらく通った後、技術学校は自分の理想の学校ではないと考え中退しました。その後、年齢制限と結婚のため、成人大学の入試を受け、南京のある成人教育学院に合格しましたが、南京には行かず、四川大学の数学専攻を目指しました。

中国のネットユーザーからは「大学受験こそが彼の人生の目的なのかもしれない」「すごいと思う。この年齢なら記憶力はとっくに衰え始めている」「とっくに小企業の社長だ。息子は大学を卒業している。大学入試は彼の趣味だ」などのコメントが寄せられています。(提供/CRI)

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