オープンAI、チャットGPTの新たな音声機能公開を7月に延期

[25日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米新興企業オープンAIは25日、新たな音声機能の公開を7月に1カ月延期すると発表した。技術的な問題が理由。

当初は月額制サービス「チャットGPTプラス」の少数のユーザーに6月下旬に公開する計画だったが、公開基準に達するまで時間を要するという。

「特定のコンテンツを検出して応答を拒否するモデルの機能などを改善している」とXへの投稿で説明した。

少数ユーザーへの公開を通じてフィードバックを得た上で、安全性と信頼性を確認し、秋には全てのプラスユーザーに提供される予定という。

同社はまた、新しい動画機能と画面共有機能の展開にも取り組んでいる。

同社は先月、新たなAIモデル「GPT─4o」を発表。人間相手のような会話を可能にし、文字や画像を扱える機能を加えた。

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