NTT-AT、各種チケットシステムとServiceNowのチケット連携を実現する「XTicketing for ServiceNow 連携サービス」を提供

by 三柳 英樹

NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は26日、作業や課題などを「チケット」として管理する各種チケットシステムと、ServiceNowとのリアルタイムのチケット連携を実現するDX支援ソリューション「XTicketing for ServiceNow 連携サービス」を提供開始した。

チケットシステムは、作業や課題、問い合わせなどを、進捗・期限・優先度などの情報を含む「チケット」として管理するシステムで、コミュニケーションツールの一つとして利用されている。しかし、サプライチェーンなどで、それぞれの企業が別々のチケットシステムを利用している場合、発注側には「チケットの今の状況がわからない」「電話やメールなどでの確認作業に膨大な時間が取られる」「確認作業に追われ、ほかの業務が滞る」という問題が発生する。

一方、受注側は、自社のチケット管理システムと、発注側への情報連携用のシステムを行き来するため、複数の画面や端末を操作する「スイベルチェア」の状況に陥り、その結果、操作の煩雑さ、効率の低下、エラーの増加やオペレーターの精神的・肉体的なストレスなどの問題を引き起こす。

XTicketing for ServiceNow 連携サービスは、Zendesk、Jira、Freshdesk、Redmineなどのチケットシステムと、ServiceNowのチケット連携を実現するサービス。リアルタイムの連携を簡単に実現でき、連携するチケットの選択が可能なだけでなく、チケット内の必要な情報を選択して連携できる。

これにより、受注側が「スイベルチェア」に陥ることなく、かつ発注側は知りたい情報をすぐに知ることができるなど、業務環境を変革する。また、これまでのシステムや運用を変えることなく、正確さを確保しながら情報流通を一本化し、シームレスな情報連携を実現する。

サービスにより、電話やメールなどにとらわれない、新しいコミュニケーションスタイルを確立し、業務効率化やServiceNowの強みのひとつである生成AIを活用したナレッジ化も期待できると説明。さらに、提供中のDX支援ソリューション「XTicketing for ServiceNow 移行サービス」との組み合わせにより、ServiceNowとのチケットの移行・連携を、段階的かつ業務の連続性を維持しながら実現できるとしている。

XTicketing for ServiceNow 連携サービスの価格は要問い合わせ。

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