横浜市電保存館で「七夕号」を展示 7月9日まで 横浜市金沢区・横浜市磯子区

自分で書いた短冊を探す磯子小児童たち

横浜市電保存館=磯子区滝頭=で、車内に短冊などの飾りつけを施した「七夕号」の展示が始まった。期間は7月9日(火)まで。幼稚園や小学校14団体と来館者が書いた計1136枚の短冊で、「1300型」と「1100型」の2両の車内を飾った。展示期間中には参加団体による見学も実施されている。

7年ほど前に始めた同企画は好評により、年々参加団体を増やしていった。コロナ禍は一時中止したが少しずつ再開し、今年の短冊の枚数は前年に比べて約2倍となった。同館の武藤隆夫館長は「家族で週末にぜひ来てほしい」と話す。

磯子小3年生が見学

6月21日には参加校の磯子小学校=同区久木町=の3年生76人が社会科の授業で同館を訪れ、職員から市電の歴史を学んだ後、児童たち自らが書いた短冊を目当てに車両内を見学した。課外活動中に同館の前を通った際、児童たちから興味関心の声があり、今回の参加に至った。

学年主任の佐藤淳彦教諭は「『七夕号』は市電保存館を訪れる良いきっかけだった。生徒たち自身の興味や関心が学びに繋がったら」と話した。

館長の説明を受ける児童たち
「1300型」の「七夕号」
「七夕号」車内

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