中国四国農政局（岡山市北区下石井）は、単身者向けの食生活ガイドブック「食に関するお役立ちBOOK」を作製した。自炊だけでなく、コンビニの食品や外食でも適切に栄養を取るためのポイントなどを紹介している。
健康を維持する食生活の心得として、主食・主菜・副菜を組み合わせることを推奨。コンビニや外食で済ませる場合、丼や麺類にサラダなどの副菜をプラスするメニュー例を挙げ、不足しがちな野菜を補うことを勧めている。
自炊については、そろえておきたい調理器具、食中毒を起こさないための食材管理や調理の注意点を説明。食材を選ぶ際、産地や有機農業などの農法まで意識することで、食料自給率の向上や環境負荷の低減に寄与できることも紹介している。
食育推進事業の一環として企画し、管内の大学や短大に配布した。A4判16ページ。農政局のホームページからもダウンロードできる。消費生活課は「4月から進学や就職、異動などで1人暮らしをスタートさせた人もいるだろう。ガイドブックを参考に、栄養バランスの取れた食生活を実践してほしい」としている。
