八村塁&渡邊雄太、パリ五輪の日本代表最終候補に 7月韓国戦出場へ、日本バスケ協会が16名発表

男子バスケ日本代表の八村塁(左)と渡邊雄太【写真:Getty Images】

7月5、7日に韓国代表と国内最後の国際強化試合

日本バスケットボール協会(JBA)は26日、男子日本代表のパリ五輪最終候補メンバー16人を発表した。米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズ・八村塁、NBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太らが名を連ねた。7月5、7日に東京・有明アリーナで開催される韓国代表との国際強化試合に向けた直前合宿は28日から始まり、八村と渡邊も合流する。

待ちに待った“NBA組”の合流だ。世界ランク26位の男子日本代表は、昨夏のワールドカップ(W杯)で48年ぶりに自力で五輪出場権を獲得。今月22、23日には北海道・北海きたえーるで同5位の豪州代表と国際強化試合を行い、1敗1分だった。選手選考の場でもあった2連戦では16人がメンバー入りしていたが、レイカーズの八村、NBAで日本人最長の6季プレーした渡邊の名前はなかった。

八村は21年の東京五輪に出場。昨夏のW杯も候補入りしていたが、NBAの契約やコンディショニング等の課題を総合的に勘案したうえで出場を辞退した。欠場がJBAから発表された際、トム・ホーバス監督は「八村選手がNBAで活躍し続け、そして来年のパリオリンピックでは一緒に戦えることを心より願っています」とコメントしていた。

来季からBリーグ入りを明言している渡邊は、5月16日に日本代表の新ユニホームデザイン発表会に出席。豪州との強化試合に出場意欲を口にしていたが、NBAの規約上の問題で出場可否が不透明であることを明かしていた。豪州戦はテレビ中継のゲストとして北海きたえーるに登場。観衆から大きな歓声で出迎えられていた。

日本代表は7月5、7日に同50位の韓国代表を有明アリーナに迎え、パリ五輪に向けた国内最後の国際強化試合を行う。五輪の男子バスケは7月27日に開幕し、日本は開催国のフランス、W杯を制したドイツと同じB組。同組残り1枠には、同2日からラトビアで開催される最終予選を制したチームが入る。目標は史上初のベスト8進出だ。

発表された最終候補16人は下記の通り。

富樫勇樹
ジェイコブス晶
河村勇輝
比江島慎
テーブス海
八村塁
渡邊雄太
金近廉
馬場雄大
ジョシュ・ホーキンソン
富永啓生
佐々木隆成
渡邉飛勇
井上宗一郎
吉井裕鷹
川真田紘也

THE ANSWER編集部

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