【西武】現状打破へ 「キューバ選手の獲得に興味を持っている」キューバ野球連盟が投稿

苦戦が続く西武ライオンズ

信頼と実績のキューバに、救世主がいるのかもしれない。

キューバ野球連盟(FCBS)のファン・レイナルド・ペレス会長が今年もNPB球団と精力的な交流を続けている。同連盟のX(旧ツイッター)などがNPBとの親睦を連日投稿。かねて、中日やソフトバンクなど在籍選手が多い球団とのつながりが強く、来日の際は定期的に交流。有望選手の獲得を望む日本球団と、信頼の厚いNPBへの選手供出に理解のある同連盟との利害が一致する形で、関係を深めてきた経緯がある。

同連盟はXで、ペレス会長が中日・立浪監督や日本野球連盟の幹部らと交流する姿を紹介。直近の投稿では、シーズン序盤から低迷する西武が「キューバ選手の獲得に興味を持っているチーム」とつぶやいた。

西武は24日に、若林楽人外野手(26)との交換トレードで、巨人から松原聖弥外野手(29)を獲得。5位と10ゲーム差以上を離されてのパ・リーグ最下位に沈むものの、シーズンはまだ半分以上が残っている。すべての可能性を排除せず立て直しに邁進する立場だけに、助っ人補強の調査も鋭意進めているはずだ。

キューバは「赤い稲妻」と称されるナショナルチームに代表される野球大国。近年はMLB入りを目指して亡命する若手有望株も多く国際大会で苦戦が続いているが、国内リーグや下部組織に潜在能力の高い選手は多い。長期的視野に立った補強を含め、キューバは魅力的な人材が豊富だ。〝外交活動〟の先に――。

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