福岡空港の“門限”で相次ぐ北九州空港への代替着陸 福岡県が航空各社に給油体制の整備を依頼

北九州空港に代替着陸した航空機が、給油などに時間がかかったことで目的地だった福岡空港の「午後10時の門限」に間に合わなくなり、出発した空港に引き返すなどした事案を受けて福岡県は25日、北九州空港での給油体制を整備するよう各航空会社に依頼しました。

去年9月、フィリピンのマニラを出発し福岡空港に着陸予定だった航空機が、北九州空港に代替着陸した後、給油などに時間がかかったため福岡空港の午後10時の門限に間に合わず、マニラに引き返しました。

また、今年5月にもマニラ発の航空機が北九州空港に代替着陸した後、給油などが遅れたため福岡空港の門限に間に合わず関西空港に着陸しました。

福岡県は「北九州空港で燃料の給油などの作業を行う体制が十分に整備されていなかった」として25日、航空各社に対し必要な体制を整備するよう依頼しました。

福岡県空港政策課は「乗客の負担軽減と利便性向上のためにしっかりと対応してほしい」と話しています。

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