マッセイ大、実践女子学園など女子中高6校と協定

調印式のようす

ニュージーランドのマッセイ大学(国立総合大学)は2024年6月18日、日本の女子中学・高校6校と「教育協力に関する協定」を締結した。大阪女学院、光塩女子学院、昭和女子大学附属昭和、実践女子学園、東京女子学院、日本女子大学附属に最短3年で学士号取得可能な協定校推薦制度が導入される。進学案内は2024年から開始予定。

マッセイ大学は、オークランド、パーマストンノース、ウェリントンにキャンパスを構えるニュージーランドの国立総合大学。オンラインキャンパスもあるため、ニュージーランド国内外のどこからでも受講できる。同大はQS世界大学ランキングで世界239位など、常に高い地位を維持し、毎年100か国以上から留学生5,000人以上が集まる。

今回の協定は、協定校推薦制度を通じて、日本の高校生のマッセイ大学への進学を支援し、日本の女子中学・高校との連携を深め、両国の女性の活躍を支援することを目的としたもの。調印式は6月18日、在日ニュージーランド大使館(東京都渋谷区)にて、訪日中のクリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相の立ち合いのもと行われた。

今後、協定に基づき、大阪女学院中学高等学校、光塩女子学院中等科・高等科、昭和女子大学附属昭和中学校・昭和高等学校、実践女子学園中学校高等学校、東京女子学院中学校高等学校、日本女子大学附属高等学校の6校では、協定校推薦制度が導入される。進学案内は2024年から開始予定。

同制度では、マッセイ大学の設ける英語・成績基準を満たし、かつ在籍校の推薦を得た生徒は、同大の学士プログラムに進学でき、最短で渡航から3年で学位を取得し卒業することが可能となる。

このほか、大学附属の英語学校や準備コースを経て、学士プログラムに進学するオプションも提供する。進学オプションと要件は、日本の高校の評定平均B以上およびIELTS 6.0(5.5未満のバンドなし)を満たす学生は学士課程へ直接入学可能、評定平均Bに満たない場合は、マッセイ大学附属準備校にて準備プログラムまたは加速版準備プログラムへ入学可能、IELTS 6.0に満たない場合はマッセイ大学附属英語学校にて10~20週間の集中英語プログラムへ入学可能としている。

推薦生徒の留学手続きにおいては、生徒の所属校が窓口となるため、個人で大学へ出願する場合に比べ、サポート体制が充実しているという。

川端珠紀

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