「適切な医療を患者さんに、そして医療従事者も守りたい」 “山陰で初”病床一括管理のためのマネジメントセンター設置 鳥取県米子市・鳥取大学医学部附属病院

山陰地方の医療機関では、初めての設置です。鳥取県米子市にある鳥取大学医学部附属病院では、重症度がより高い患者に対し、優先的な病床管理を行い適切な医療の提供が出来るようマネジメントセンターが設置されました。

適切な病床管理を行うため、患者データをリアルタイムに収集・解析する画像システムを活用して、病床の一括管理を行うマネジメントセンターが鳥取大学医学部附属病院に設置され、6月26日に初めて公開されました。センターは、すでに6月3日から運用されていますが、26日は病院の関係者などが出席してデモンストレーションが行われました。

今回のデジタル技術を駆使した画面システムの導入によって、各診療科での情報がリアルタイムに共有され、重症度が高い患者に対し、優先的な病床管理が可能となったということです。また、医療業務の効率化でスタッフの働き方改革にもつながるとしています。

鳥取大学医学部附属病院 武中篤 病院長

「本当に(救急)患者さんが増えているので、適切な医療を安心して受けていただきたい。そして医療従事者も守りたい。この二つの観点から是非このようなシステムを効率的に運用したいと考えています」

このようなマネジメントセンターの設置は、鳥取大学医学部附属病院が国内の医療機関では16番目。山陰地方では初めての設置となります。

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