カズ「俺を代えられるのは俺だけ」 オフト氏の交代命令に「生意気」な主張を告白「頭きて」

三浦知良がハンス・オフト監督とのやり取りを回想【写真:Getty Images】

元日本代表FW播戸氏の公式YouTubeチャンネルに出演

元日本代表FW播戸竜二氏の公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」に、“カズ”こと元日本代表FW三浦知良(JFLアトレチコ鈴鹿)が出演。1992年のハンス・オフト監督初陣での交代を巡るやり取りを明かした。

カズは1990年夏にブラジルから帰国し、読売クラブ、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)でプレー。その後、イタリア1部ジェノア、ヴェルディ川崎、クロアチア1部ディナモ・ザグレブ、京都サンガF.C.、ヴィッセル神戸、横浜FC、オーストラリア1部シドニーFC、横浜FC、JFL鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)、ポルトガル2部オリヴェイレンセと渡り歩き、6月25日に鈴鹿へ期限付き移籍することが発表された。

日本代表としても89試合に出場して55得点を記録しているカズ。神戸時代の同僚である播戸氏の公式YouTubeに出演した際、オランダ人指揮官ハンス・オフト氏の初陣となった、1992年5月31日に国立競技場で行われたキリンカップ・アルゼンチン戦を振り返った。

試合は後半8分、日本がアルゼンチンFWガブリエル・バティストゥータのゴールで失点して0-1で敗戦。同36分、カズとFW中山雅史はFW高木琢也とFW武田修宏と交代となっていた。

カズは「バティストゥータのゴールで0-1で負けたんだけど、俺は後半36分くらいに高木と交代した。俺頭きて」と切り出し、通訳を介してオフト氏に「俺をなんで代えたんだと」と問い詰めたことを明かした。

「『俺を代えられるのは俺だけだ』『俺が代えていいって言うまで代えるな』と言って。そしたら、オフトは『俺が監督だから俺が決める』と。俺ももう一度、『俺のことは俺が決める』と。当時、俺はレベルの違う生意気さだった(笑)」

そしてカズは、「それが理由ってわけじゃないけど、俺、オフトの時一回も交代していない。結果を出していたからね。のちに、大事な時は決めてくれるって言ってくれていた」とお互いの信頼性について回想していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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