韓国、ロシアの出席した国際会議で「国際安保への危害に断固として対応せねば」

韓国は24日(現地時間)ロシアとイランが出席した国際会議で、露朝の新条約締結など朝鮮半島の安保状況について言及し「国際社会は、国際安保と平和に危害を及ぼすあらゆる行為に対し、断固として対応していかなければならない」と伝えた。

韓国外交部(外務省)のチョン・ビョンウォン(鄭炳元)次官補はこの日、イランのテヘランで開かれたアジア協力対話(ACD)外相会議に韓国の首席代表として出席した。

「ACD」は2002年にタイの主導で創設されたアジア国家間の協議体で、日中韓およびASEAN(東南アジア諸国連合)・中東・西南アジア・中央アジア・ロシアなどの計34か国とパレスチナにより構成されている。

国際社会が「ロシアのウクライナ侵攻に、北朝鮮と中国・イランが助力している」と非難する状況の中、今回の会議はあいにくイランが議長国で、ロシア側からもアンドレイ・ルデンコ外務次官(アジア・太平洋担当)が出席した。

チョン次官補は今回の会議で、最近の北朝鮮の度重なる挑発による厳重な朝鮮半島の状況について説明した。

チョン次官補は「露朝間の “包括的な戦略パートナーシップに関する条約”締結など、北朝鮮の軍事的能力を増強させるいかなる直・間接的な行為も、国連安保理決議に違反したものだ」とし「ACD加盟国を含めた国際社会は、国際安保と平和に危害を及ぼすあらゆる行為に対し、断固として対応してかなければならない」と強調した。

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