災害時に連携を 第六管区海上保安本部と海上自衛隊が合同訓練 潜水士が一緒に不明者捜索

広島県内は先週梅雨入りし、災害への警戒を強めなければいけない時期を迎えました。
第六管区海上保安本部と海上自衛隊は、26日、合同で訓練をおこない、災害時の連携を確認しました。

広島市の広島港に集まったのは海上自衛隊と第6管区海上保安本部の潜水士などおよそ40人です。
災害の危険性が高まる時期を迎え、行われた大規模な合同訓練は今回で2回目。救助訓練では自衛隊が海で漂流している人をボートに引き上げ、海上保安庁の船に素速く救助しました。

また、海中の危険物処理などを専門とする海上自衛隊の潜水士と海上保安庁の潜水士が一緒に潜り、行方不明者の捜索に当たりました。

災害で離島が断水した時などに真水を運ぶための給水訓練も。
自衛隊の大型の船からホースを伸ばし、海上保安庁の小型の巡視艇につなげる手順を確認しました。

【第6管区海上保安本部 橋本 昌典 本部長】
「これから集中豪雨とか台風とかそういった大規模な災害が発生するリスクの高まる時期を迎えますが、相互の手続き、それから能力を確認できたことは非常に良かった。今後これを災害の初動に生かしていきたいと考えています」

【海上自衛隊・二川 達也 呉地方総監】
「信頼できるパートナーとして海上保安庁と海上自衛隊が、一緒に訓練することによって地域の方々に安心と安全をお届けすることができる。そういうようないい機会になったと思っております」

両者はこれからも訓練を重ね、連携を強化するということです。

<スタジオ>
災害対策、私たち生活者もハザードマップの確認や浸水を防ぐ溝や雨どいの掃除、さらに避難グッズ、水のストックがあるかなど確認してください。

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