サイバー空間の健全化へ ボランティアらが最新のサイバー犯罪状況など学ぶ

とちぎテレビ

県警察本部では25日、サイバー犯罪を未然に防ぐために活動するボランティアを対象に、最新の手口などを学んでもらおうと研修会が開かれました。

研修会には、ボランティアとして活動する団体などから合わせて24人が出席しました。

ボランティアらは、県警と協力してインターネット上の不正アクセスや闇バイトの募集といったサイバー犯罪につながる情報を見つけて通報する活動を行っています。

研修会では、サイバー犯罪などに関する通報を受け付けている「インターネット・ホットラインセンター」の担当者から、有害または違法な情報をインターネット上で探し出す具体的な方法などについて説明がありました。

また、警察庁と県警からはサイバー犯罪の現状と警察の取り組みが紹介され、今後の対策の方針が示されました。

県警によりますと、県内のサイバー犯罪などに関する相談は2023年の1年間で5,469件あり、この5年間で約3倍に増加しているといいます。

警察では、サイバー犯罪につながる情報を早期に見つけることに加え、それらの情報を掲載させないようにサイトの管理者に働きかけることも重要だとしています。

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