メイウェザー次戦の〝法外価格〟を米専門サイトが批判「間違いなく犯罪だ」「恥を知れ」

メイウェザー

ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(47=米国)の〝金満ぶり〟が批判の的になっている。メイウェザーは8月24日にメキシコで、大物マフィアのボスの孫にあたるジョン・ゴッティ3世とエキシビションで再戦する。昨年6月の前回対戦では乱闘騒ぎに発展。今回は両者の因縁に決着をつける戦いとして、一部で注目を集めている。

そうした中、米専門サイト「boxing247.com」は「フロイド〝マネー〟メイウェザーの次戦のチケット価格が驚きの価格に」と題する記事を掲載。「メイウェザーはエキシビションマッチで財布を肥やしており、初心者のようなボクサーに負けるはずがないことは誰もが知っている」「今度の試合は、プロボクシングのチケット価格史上、最高記録を更新したかもしれない。現在、ネット上にはチケットの想像を絶するほどの高額さに焦点を当てた記事がいくつかある」と報じた。

同記事では「メキシコの公式チケット販売店『スーパーチケット』によると、『インペリアルリングサイド』の席は実に法外な12万8076ドル(約2050万円)かかる。一方で『安い席』でも2624ドル(約42万円)とファンにはかなりの金額がかかる。『一般』のリングサイド席は、5万1094ドル(約817万円)という途方もない料金だ」とチケット価格を紹介。

その上で「真のボクシングファンなら誰も興味を持たないような基本的なミスマッチであるこの試合のチケットは、たくさん売れるだろうか? もし、VIPリングサイドチケットがほんの数枚でも売れれば『だまされるカモは常にいる』という古い格言が、まさに真実であることが証明されるだろう」と痛烈に批判した。

さらには「この種の試合(エキシビション)、いや、どんな試合であろうと2000ドル(約32万円)以上も出して観戦する余裕のある人間がこの世にいるだろうか! ましてや10万ドル(約1600万円)以上も!」「8月のファイトについた値段は間違いなく犯罪だ」とバッサリ。

最後は「余分な金があっても、この戦い、エキシビション、茶番劇を見るために金を払う以外に良い使い道が思いつかない者は恥を知れ。それにしても、いったい何枚のチケットが売れるのだろうか?」と斬り捨てた。

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