NTT QONOQ、ブラウザ版仮想空間プラットフォームを不登校支援などに活用できる「教育支援パッケージ」を提供

NTT QONOQは、同社が提供するブラウザ版仮想空間プラットフォーム「DOOR」を活用し、社会貢献の一環として不登校支援・学習支援・カウンセリングなどに活用できる「教育支援パッケージ」を、6月25日から提供する。同パッケージは、既存のパッケージを教育に特化させ、リニューアル価格で新たにリリースしたもの。

「DOOR」はブラウザから簡単にアクセスでき、アプリダウンロード不要で利用できる(PC・スマートフォン・VR端末のマルチデバイスで利用可能)。

同社では今回、教育現場からの要望をもとに、以下の必要機能をパッケージ化した「DOOR教育支援パッケージ」を提供する。

  • 好みのアバターで音声通話
  • リアクション
  • 資料投影
  • LIVE配信
  • 3Dアイテムの配置/装飾
  • テキストチャットログの保存
  • ルームパスワード設定

1カ月単位で短期利用が可能なため、短期・中期で安価でメタバースのイベント/行事を開催したり、メタバース本格導入の試験運用として使用したりできる。

同パッケージの料金は初期設定費+月額利用料で、申し込みは「door-info@ml.nttqonoq.com」宛てに「教育支援パッケージ」と記載の上、問い合わせが必要となる。

パッケージ内容は以下の通り。

1.同時接続50人~(10人程度×5ルーム)

同パッケージのルームには「パブリックスペース」「個室」の2種が用意されている。パブリックスペースは利用する児童生徒の交流や、学校・教員からの情報共有の場として利用できる。また、個室は3部屋用意されており、個別相談・グループワーク・属性ごとのクラス分けなど用途に応じて活用できる(資料投影スペースあり)。

2.テキストチャットログの保存

音声通話以外のコミュニケーション手段として「テキストチャット機能」があり、児童生徒とテキストを通じた会話が可能となる。テキストチャット機能は、最新100件をデータとして納品できる。一部の業界ではテキストマイニングとして活用される事例もあり、教育分野での展開も期待できる。

3.入室パスワードの設定可能

同パッケージでは、同テイストのルームが5部屋用意されている。5つのルームの利用方法はさまざまで、5部屋を連結して大人数仕様にするなどのほか、一部のルームに鍵をかけて個別相談ルームとして使う、勉強集中ルームとして使う、応接室として使うといった運用が可能となる。

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