58歳、アルバイト、年収120万円…ヒーローになれなかった男の物語『ひどくくすんだ赤』7月公開!

かつては地球を守る戦隊ヒーローを演じ、栄光の人生を送るはずだった男の転落した生き様を描く『ひどくくすんだ赤』が、7月26日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。

監督は、CMディレクターとして多数の広告賞の受賞歴を誇り、衝撃の問題作『うまれる』の劇場公開で新たに注目を集めた鬼才、田中聡。停滞ムードから抜け出せず、ヒーロー不在の現代日本が抱える闇に切り込み、新たなヒーローの出現を願い、大人が楽しめる禁断のヒーロー映画を誕生させた。

主演を務めるのは松澤仁晶、自ら犯した愚かな行いからすべてを失うことになった元戦隊ヒーローのリーダーを演じている。共演には三溝浩二、金谷真由美ほか。

▼著名人 応援コメント

■篠原哲雄(映画監督)
人は老いてもなお力を信じ、愛を慈しみ、友情を忘れず、だからこそ裏切りを認めず、自分をも許さない。その果てにある「赤」が鮮烈でえげつなく胸に迫る。松澤仁晶の怪優ぶりが下劣さと紙一重で尋常ならざるところが面白い。

■馳星周(小説家)
どれだけゆるしを乞うてもゆるされることのない生き地獄。松澤仁晶は地獄でもがく男を見事に演じきった

『ひどくくすんだ赤』
2024年7月26日(金) テアトル新宿
8月2日(金) テアトル梅田/UPLINK京都ほか全国順次公開
監督・脚本:田中聡
出演:松澤仁晶 三溝浩二 金谷真由美 小島怜珠 末次寿樹 岡崎愛莉 大藤瑛史 東遥貴
配給:ニチホランド

【ストーリー】 58歳になる吉田は、交通誘導員のアルバイトをしながら、独り目的もなく日々過ごしていた。彼はかつて、ヒーロー史上最強の「稲妻戦隊サンダーファイブ」リーダー、サンダーレッドとして仲間と一緒に怪人から地球の平和を守っていた。しかし自らの愚かな行動によりすべてを台無しにしてしまった過去があった。日々、後悔し続けていた吉田は、自分が犯した罪を許してもらうため、かつての仲間たちへの贖罪の旅に出る。サンダーファイブが解散した衝撃の真実とは、そしてこの旅に隠された驚愕の目的が明らかになる。

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