有吉弘行「家族の盗撮」に抗議で同情の声…「赤ちゃんにモザイク」にも不快感

タレントの有吉弘行が、週刊誌による「家族の盗撮」に対して抗議。過去にも有吉は「叔母が記者のせいで転んで骨折し、そのせいで亡くなった」などと訴えたことがあり、週刊誌とのバトルが再燃している。

有吉は25日、自身のX(旧Twitter)で「盗撮をして。一般人の写真を載せたり、生後数ヶ月の子供の写真に未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで掲載。まあイヤでしょ。週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ。これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!」と、週刊誌記事に抗議の意思を示した。

続けて、有吉は「土下座しますし芸能人の情報タレコミますしお金もある程度払います。命令、要求なんでも従いますのでどうか家族の盗撮やめてください」と記し、皮肉交じりに懇願した。

同日、週刊誌「FRIDAY」(講談社)のWEB版が本誌からの転載の形で「有吉弘行&夏目三久 新セレブスポット『麻布台ヒルズ』を夫婦で満喫『リラックスショット』撮」と題した記事を配信。有吉と元フリーアナウンサーで妻の夏目三久さんが子連れで麻布台ヒルズ地下のスーパーなどを訪れている様子を「隠し撮り」したものだった。夏目さんは3月に誕生を公表した赤ちゃんを抱っこしているが、記事では赤ちゃんにボカシが入れられていた。

夏目さんは2021年4月に有吉と結婚し、同年9月末をもって芸能界を引退。現在は「一般人」となっているが、先述の記事では顔を隠すことなく「隠し撮り」の写真が掲載されていた。その一方で、生後数カ月の赤ちゃんにはボカシが入っており、有吉としては「一般人になった妻の写真を隠し撮りしただけでも許しがたいのに、赤ちゃんにボカシを入れてまで掲載するのはおかしい」という憤りが爆発したのだろう。

有吉が週刊誌に「キレた」のは今回が初ではない。昨年3月のラジオ番組では、大リーガーの大谷翔平の母親が週刊誌に直撃取材されたという話題から、「私の叔母もね、ピンポンピンポンって押されてね、足も悪いのにピンポン鳴ったからって出ていったら転んでね。腰の骨を折りましたよ。記者のせいで」と切り出し、「死にました、ほんで」と告白した。

夏目さんと結婚した当時に叔母を直撃した週刊誌があったようで、有吉は「いいですよ、うちの叔母が記者のせいで死んだとしても、(マスコミとは)持ちつ持たれつですから」「言ったってしょうがないから。証拠もないし。記者のせいで腰の骨を折ったけど、そのせいで死んだけど、それが記者のせいだとは100%言えないから、まあしょうがないわ」と言いつつ、静かに怒りをにじませていた。

そのほかにも、有吉は自身の母親や弟にも取材が及んでいたと過去に明かしており、さらには住んでいたマンションの管理人から「女性週刊誌の人が『有吉さんはここに住んでるんですけど、どんな人ですか』って聞いてましたよ」と伝えられたとして、「住人にもさ、住んでるかどうか知らないのに『有吉さん、ここに住んでるんですけど』って、アイツらが聞いてるんだよ」「本当に気持ち悪いよね」と吐露したことがあった。

有吉としては、芸能人が週刊誌のターゲットになるのはある程度許容しているようだが、自身の親族を含めた一般人への勝手な取材は「許せない」と感じているようだ。

こうした有吉の訴えに対して、ネット上では以下のような同情の声が上がっている。

「子ども連れてるところを勝手に撮られるなんて、誰だって嫌だよね」
「正直、夏目ちゃんファンとしてはお元気そうな姿を見られて少し嬉しかったけど、やっぱり盗撮は盗撮」
「タレントはともかく、芸能界と関係ない一般人の家族とかはやめるべき」
「赤ちゃんにモザイクまでして掲載しようと思った週刊誌の人たちは、感覚おかしくなってることに気づいたほうがいい」

週刊誌としては、記者を稼働させてコストをかけたのに「何も撮れませんでした」では済ませられないため、赤ちゃんにボカシを入れてでも掲載という形になったのだろう。だが有吉を支持する声が多いことからみても、そうした感覚は時代にそぐわなくなったのかもしれない。

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