長く使える校舎へ 宇都宮市で初 星が丘中学校で「長寿命化改修」が完了

とちぎテレビ

宇都宮市で初めて、校舎を長く使っていく「長寿命化」の改修工事が完了した中学校で、生徒たちが快適になった校舎での授業をスタートさせました。

宇都宮市の星が丘中学校は、およそ50年ほど前に建てられた校舎の老朽化に伴い2023年2月から長寿命化に向けた改修工事が進められてきました。その工事も今月で終わり6月24日から新しくなった校舎での授業が始まりました。

宇都宮市の公立学校では建物のおよそ4割で老朽化が進んでいて、改修の時期が今後10年の間に集中してしまうといいます。そこで限られた財源の中で、生徒により快適な学校生活を送ってもらうため、寿命が来てから改築するのではなく今ある校舎を長く使うことを目的とした「長寿命化改修」を進めています。

宇都宮市ではすでに6校で体育館の改修を完了していますが、校舎の改修は星が丘中学校が初めてです。

壁や床は汚れやひび割れを塗り直し、元の施設をできる限り活用することでコストを抑えます。その一方でトイレを全て洋式にしたり、昇降口をバリアフリー化にしたりするなど時代の変化にも対応しています。

宇都宮市は今後、年に2校から4校ほどのペースで校舎の改修を進め、建築から80年以上使えることを目標にするということです。

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