山陰両県で交通事故相次ぐ 倉吉で男性死亡 米子では酒気帯びか4台絡む事故

25日から26日にかけて、山陰両県では交通事故が相次ぎました。
このうち、倉吉市では軽自動車がガードレールに衝突、運転していた70代の男性が死亡しました。

26日午前2時45分ごろ、倉吉市関金町山口の国道313号線で「軽自動車がガードレールに衝突している」と警察に通報がありました。
この事故で運転していた岡山県真庭市の会社役員・井藤勝己さん(70)が病院へ搬送されましたが、胸や腹を強く打ち、約2時間半後に死亡が確認されました。
現場は見通しの良い片側1車線の直線道路で、ブレーキの痕はなく、警察が事故の原因を調べています。

また、雲南市大東町大東のショッピングセンターの駐車場では、25日午前11時ごろ、軽乗用車が前から来た自転車と衝突し、自転車に乗っていた近くの無職・青木一成さん(87)が転倒し、頭を強く打つなどして病院に搬送されました。
青木さんは意識不明の重体です。
軽乗用車を運転していた80代の女性にけがはありませんでした。
女性は車を止めるため、右折しようとしていたということです。

一方、米子市では、25日午前、車4台が絡む事故がありました。
事故があったのは、米子市冨士見町の国道9号線です。
25日午前9時半ごろ、軽乗用車が対向車線にはみ出し、前から来た車3台と相次いで衝突したあと、道路右側のレストランの看板に突っ込みました。
この事故によるけが人はいませんでした。
警察は25日夜、軽乗用車を運転していた市内の会社員(29)の呼気から基準を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。
容疑者は「酒は飲んでいません」と容疑を否認しているということです。

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