EXO-CBXがSMの役員を告訴・告発で法廷戦争激化は必至 今後のEXO活動に不安も 韓国メディアが報じる

EXO(エクソ)メンバーであり、EXO-CBX(-チェンベクシ、以下CBX)としても活動するシウミン、ベクヒョン、チェンが26日、SMエンターテインメント(以下、SM)の役員を告訴したと韓国メディアが報じた。

記事によるとこの日の午後、CBXの所属事務所であるINB100関係者が「SMのイ・ソンスCAO(Chief A&R Officer)と、タク・ヨンジュン共同代表を、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律(特経法)上詐欺の疑いで告訴・告発をした」と伝えたという。

CBXは現在、SMが「レコード・音源流通会社である、カカオの手数料率5.5%を適用する」と約束したが、これを守らないどころか、CBXの個人活動で発生した売上高10%のロイヤリティーを得る方法で、利得を横取りしたと主張している。

3人は2023年6月にも、不透明な精算などを問題視して、SMに専属契約解除を通告。これを受けた同社は「外部勢力が、不当な意図を持ってアーティストに近づいた」と反論した。しかしその後、SMとCBXは「当社とアーティスト3人は、誤解により生じた意見の食い違いを解消し、相互円満な合意に達した」と共同声明を発表。3人に、二重契約締結を持ちかけた「第3の外部勢力があった」という主張は、「SMの誤解によるものだった」ことを認め、EXOの活動時には変わらずSMがマネジメントをすることを伝えた。

しかし24年6月、CBXは再びSMの要求が不当だと主張し、INB100のキム・ドンジュン代表、INB100の親会社であるONE HUNDRED(ワンハンドレッド)のチャ・ガウォン会長(MCモンとの共同出資会社)、そしてCBXの法定代理人であるイ・ジェハク弁護士が緊急記者会見を行い「当社はこの瞬間から、SMと全面戦争を再開する」と宣言。

対するSMは「記者会見で明確になったように、CBXに対するタンパリング(交渉資格のない人物に対して、所属チームの合意なしに他チームが接触し、不法に交渉を行うこと)が、事実と判明した」と憤った。そして「当社とCBXとの専属契約は現在も有効」とし「個人法人を通して、個人活動をすることを許可する一方で、3人は個人法人売上の10%を支払うという合意書に、自ら押印した」と強固な立場を示し、今月12日にCBXに対して契約履行請求訴訟を提起した。

いよいよ法廷戦争が激化の様相を見せ始め、今後のEXO活動が不安視されている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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