地震で被災した護岸の復旧へ 和倉温泉でボーリング調査

七尾市の和倉温泉では能登半島地震で被災した「護岸」が復旧への課題となっています。

26日、その地盤の状況を調べるためにボーリング調査が行われました。

七尾市の和倉温泉にある「美湾荘」では地震の影響で護岸が崩れ、庭が削られるなどの被害を受け、現在は、土のうを積む応急処置がされています。

和倉温泉では、およそ3キロに渡る海岸線の大部分で護岸が倒れたり傾いたりしていて、七尾市から要請を受けた北陸地方整備局が、地盤の状況を調べるためボーリング調査を行いました。

その結果をうけ、市が所有する護岸の一部については復旧工事を行うということです。

ゆけむりの宿 美湾荘・多田直未 若女将

「何をするにしても第一番目にやらないといけないところが護岸。護岸が早くなおって旅館もなおってこの景色を楽しんでもらいたいなと思う」

能登港湾空港復興推進室・美野智彦 室長:

「和倉温泉街は石川県の中でも全国の中でも有数の観光地。そこが1日でも早く復旧するのが石川全体の元気を取り戻すことにつながる」

北陸地方整備局が工事を行う箇所については、年内に着工することを目標とするとしています。

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