殺人と死体遺棄の罪に問われている男の裁判員裁判

2023年10月に都内で母親を殺害し、鶴岡市の高齢者施設に遺体を遺棄した罪に問われている男の裁判員裁判で、男は事件当時の状況を語りました。

起訴状などによりますと、東京都の会社役員・榎本虎太郎被告(41)は、2023年10月、同じマンションに住む母親の榎本萬里子さん(当時76)の首を絞めるなどして死亡させ、その後自身が代表を務める鶴岡市の高齢者施設の敷地内に遺体を遺棄した殺人と死体遺棄の罪に問われています。

検察側は殺意があったとする一方、弁護側は殺人ではなく傷害致死罪の適用を求めています。

事件当時の状況について榎本被告は、高齢者施設の売却などをめぐり言い争いになった際に、萬里子さんが榎本被告につかみかかり自身や子どもについての暴言をはいたことで「これ以上しゃべるな」と思い、萬里子さんの口を手でふさぎ、そのはずみで手が口の中に入ったと話しました。

裁判はあす6月27日に結審します。

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