電気料金値上げに対する質問相次ぐ 北陸電力株主総会

北陸電力は、富山県内の本店で株主総会を開きました。

株主からは志賀原子力発電所の安全性や電気料金値上げに対しての質問が相次ぎました。

株主総会では10の議案について議決し、期末配当など剰余金の処分や取締役9人の選任など会社側が提案した4つの議案が可決されました。

一方、志賀原発の再稼働に反対する株主が提案した志賀原発の廃炉や情報開示の強化など6つの議案は否決されました。

志賀原発は能登半島地震で一部が損傷。

株主からの「原発が稼働中であれば甚大な被害が起きたのではないか」との質問に対し会社側は、「安全上重要な設備に故障は生じておらず安全は確実に担保できる」と説明しました。

また「電気料金を値下げすべき」とする質問には「電気料金は総合的に判断して決定すべきものであり長期的に料金を維持し安定化を図っていきたい」と回答しました。

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