能登半島地震の影響で一時、孤立し、住民の多くが集団避難していた輪島市の南志見地区でおよそ半年ぶりに診療所が再開しました。
26日昼過ぎ、輪島市にあるこちらの診療所。
「おー達者かや?」
「元気におったけ?」
「おい、元気やわ、ほら」
「半年ぶりやな」
「あら!元気におった」
「おった!」
「元気?」
「あー元気」
「お前さんも元気やな」
久しぶりの再会に笑みをこぼす地元の人たち。
市立輪島病院の南志見診療所では震災後、およそ半年の間休診となっていた診療が再開しました。
「いま体調はどうなんですか?」
「薬飲んどるし、なんか痰が切れんで」
診療所にはさっそく地域の高齢者が訪れ、血圧の測定や医師の問診などが行われました。
「(他の病院は)やっぱり遠いし帰りはタクシーを乗らなきゃいけないしね」
「歩いてこられる。いや、安心した」
医師
「すごく懐かしい思いはしました。もとから輪島市内にいくのも大変なひとたち、ここにきてくれて本当に良かったって言ってくれる人が多いので、その人たちの声に応えられたらいいかなと思う」
診療所での診察は今後も震災前と変わらず2週間に一度行われる予定だということです。