日産の内田誠社長、英国より名誉大英勲章を受章

by 編集部:椿山和雄

2024年6月26日 発表

日産自動車 社長兼CEOの内田誠氏

日産自動車は6月26日、日英ビジネス関係発展における功績に対して、英国より同社社長兼CEOの内田誠氏に名誉大英勲章(CBE:Honorary Commander of the Most Excellent Order of the British Empire)が授与されたことを明らかにした。

内田氏は、EV(電気自動車)の開発と拡大を通じて、自動車部門の脱炭素化に向けた取り組みを主導。2021年に日産のグローバルEVハブをイングランド北東部のサンダーランドに置くという内田氏の決定は、英国政府のネットゼロ目標の達成と英国のEVへの移行を支援する上で重要な役割を果たことなどが評価された。

この決定には、英国で最初の10億ポンドの電気バッテリギガファクトリーを建設する計画と、英国最大の自動車工場であるサンダーランドの2つの新しい電気自動車ラインにさらに20億ポンドを投資することが含まれている。

受賞を受け、内田氏は「チャールズ3世国王陛下からこのような栄誉を賜り、身の引き締まる思いです。日産と英国との歴史は40年前に始まり、その関係は現在、大変強固なものとなっています。この受章の栄誉は、誇りを持ってクルマのデザイン、開発、製造に取り組む英国及び世界中の全ての日産の従業員に贈られるものです。私は従業員の献身的で革新的なあらゆる取り組みに感謝します」とコメントしている。

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