青森県は情報発信を強化 クマの生息数の推定調査も実施へ

ツキノワグマ出没警報を出し、警戒を呼び掛ける青森県は対応を急いでいます。県や県警察本部の担当者など18人が参加し、連絡会議を開きました。

2024年は6月25日現在、クマの出没件数が過去最多を記録した前年を上回っていて、人的被害は3件となっています。

そして、医療機関や学校の周辺でも多く目撃されています。こうした現状を踏まえ、情報発信や関係団体との協力態勢など、今後の対応を確認しました。

【青森県自然保護課 吉田巧課長】
「人間を怖がらないような個体もあるということで、そういったことも含めて、今まで以上に強いメッセージを県民の皆さんに対して出していきたい」

また県は、6月下旬にも県内全域におよそ60台の自動撮影の固定カメラを設置し、2019年以来5年ぶりにクマの生息数の推定調査を始める考えです。

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