「先住猫にギュッとホールドされていた保護子猫」が成長して1才に! 何気ない日々を過ごせることに幸せを実感

出会って数日の光景にほっこり!

引用元:@shinba0105

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@shinba0105さんの愛猫たち。猫の多頭飼いを始めた飼い主さんが「こんなもんなのか?」と投稿していた写真には、新入り子猫・サスケくん(撮影当時、生後3カ月)のことをギュッとホールドする、先住猫・シンバちゃん(撮影当時1才4カ月)の姿が写っていました。

サスケくんのことを大事そうに抱きしめているシンバちゃんの姿が、なんとも微笑ましいですね。

2匹は、出会ってまだ数日だった!

引用元:@shinba0105

飼い主さんに話を聞くと、撮影当時はサスケくんを家に迎えてまだ数日しか経っていなかったとのこと。

お迎え当時のサスケくんは基本はケージの中で過ごしており、数分ほどシンバちゃんとケージの外で会わせるようにしていたといいます。

あの日も、いつものようにサスケくんをケージから出してシンバちゃんと会わせていたようですが、シンバちゃんがサスケくんをしっかりとホールドして長い間なめている姿が見られたのだとか。その様子がおもしろくて、撮影したのだそうです。

引用元:@shinba0105

2匹の姿を見たときの心境を、飼い主さんはこのように話します。

飼い主さん:
「それまでシンバはサスケに甘噛みすることはよくありましたが、なめている姿はあまり見たことがありませんでした。なのでとても嬉しかったですし、ほっこりしました。

ただ、シンバがサスケを逃すまいとしっかりホールドしてなめていたので、それには笑っちゃいました。サスケもされるがままという感じでしたね(笑)」

サスケくんは保護猫だった

引用元:@shinba0105

先住猫のシンバちゃんにすぐに受け入れてもらい、ちょっぴり重ためな愛を注がれていたサスケくん。飼い主さんによると、サスケくんは保護猫だったのだとか。

飼い主さん:
「私たちは何度か譲渡会へ足を運んでおり、最初は違う茶トラのコにしようと夫と話していたのですが、そのコとはご縁がなかったんです。

その譲渡会の帰りに、ボランティアさんから違う茶トラの子猫の写真が送られてきて。それがサスケでした」

サスケくんは、ひとりぼっちで外にいたところを保護されたのだとか。サスケくんの写真を見た飼い主さん家族は、「このコのトライアルをさせてほしい」とボランティアさんにお願いし、その後正式にお迎えすることが決まったそうです。

一緒に暮らし始めたばかりの2匹の関係性が微笑ましい

引用元:@shinba0105

ビビりな性格だという先住猫のシンバちゃんですが、遊ぶことが大好きだったりと活発な一面も。子猫の頃から「家具などの陰に隠れて飼い主さんを驚かせてダッシュで逃げていく」という遊びをよくしているといい、飼い主さんは「その遊び方が可愛くてつい何度も繰り返してしまいます」と話します。

新入り猫のサスケくんはとにかくやんちゃなコだそうで、何にでも興味津々でいろいろなものをおもちゃにして遊んでいるそう。よく遊びよく寝る、子猫らしくてとても可愛いコだといいます。

引用元:@shinba0105

遊び好きなところが共通している2匹は、冒頭で紹介したエピソードのように、微笑ましい関係を築いているようです。

飼い主さん:
「2匹で遊ぶときは、全力でプロレスをしたり追いかけっこをしたりします。サスケが夜ケージの中で寝るときは、必ず近くでシンバも寝ています。

そのような姿を見ると、シンバは“母親”のようにサスケを見守ってくれているんだなと感じ、とてもほっこりします」

【その後に迫る!】1才になったサスケくん、現在の様子は?

引用元:@shinba0105

月日は流れ、2024年4月にサスケくんは1才になりました。前回の取材以降、サスケくんはどのような成長を見せているのでしょうか。

ねこのきもちWEB MAGAZINEは、再度飼い主さんにお話をうかがうことに。最近のサスケくんの様子について、飼い主さんはこう話しています。

飼い主さん:
「サスケは1才になっても相変わらずやんちゃで、おもちゃで遊ぶのが大好きなところもまったく変わっていません。

ですが、ふとした瞬間に私のそばで寝ていたり、私がお風呂から上がるのを待っていたり。あとは前足を私に伸ばしてきて抱っこをおねだりしてきたりと、甘えん坊な性格が目立ってきました。その姿が本当に愛おしくて、可愛いです」

引用元:@shinba0105

サスケくんとシンバちゃんの関係性については、少し変化が見られているそう。最近は、サスケくんのほうがシンバちゃんと遊びたくてよくちょっかいを出しており、シンバちゃんがたまに嫌がる素振りを見せることもあるのだとか。

飼い主さん:
「もともとシンバは、人にも猫にもベッタリするタイプではないので、『シンバなりに程よく距離を取っているのかな』と思います。

ですが、シンバは相変わらずサスケをペロペロなめて毛づくろいしてあげています。今ではサスケのほうが体重が重くなったので、子猫時代のようにガッチリホールドはできませんが、一方的ではなくお互いをペロペロ毛づくろいしている姿をよく見かけます」

以前と比べて少し距離感に変化は見られているものの、「愛おしそうになめている姿は変わらない」といい、飼い主さんは2匹の姿を見てほっこりした気持ちになるそうです。

サスケくんへ、あらためての思い

引用元:@shinba0105

サスケくんたちの成長や関係性を見守りながら、楽しい日々を過ごしている飼い主さん。これまでの日々を振り返り、どのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん:
「じつは、サスケが生後4カ月の頃に悪性の腫瘍が見つかりました。幸い手術で腫瘍を取りきることができ、完治できたので良かったのですが、あの頃は夫婦でかなり心配しました。

そのような出来事もあったので、無事に1才を迎えられ、何気ない日々をサスケとシンバと過ごせることが本当に幸せなんだなと、あらためて思います。

サスケには、『うちのコになってくれて本当にありがとう。これからも一緒に長生きしていこうね、大好きだよ!』と伝えたいです」

写真提供・取材協力/@shinba0105さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

© 株式会社ベネッセコーポレーション